2019年02月11日
キャンプ場ではない、湯治宿でひとり過ごす。【ソロキャンプ番外編】
いつもひとりで楽しむソロキャンプばかり出かけていましたが、
たまには違ったスタイルで「ひとり遊び」を楽しんでみたい。
そんなわけで、色々調べてみると「湯治宿」ってのを見つけました。
普通の旅館だと、1泊2食付き、
さらには2名以上じゃないと泊めてくれないのですが、
湯治宿の中には結構「素泊まり・1人歓迎!」なんて宿が結構あるんですね。
これはおもしろい。
東北地方は農閑期に農家が湯治に来る文化が根付いていて、
あちらこちらにこのような宿があるみたい。
素泊まりだと自炊ができるので、
自分の好きな物や飲み物を持ち込んで調理したりできる。
なんか宿でキャンプしているみたい。
キャンプと言ってもいつものようにテントに寝る訳じゃないし、
暖かい暖房や、何よりも温泉に入り放題。
ということで、今回はソロキャンプではなく、
「ひとり湯治旅」を番外編としてお送りします。

今回向かったのは、東鳴子温泉の高友旅館。
1泊素泊まり自炊棟で約5000円。
温泉を楽しむなら、車よりやっぱり汽車旅かな、
って事で今回は電車を使ってみました。
車窓を眺めながら、ちびりと飲むビールがたまらない(笑)


乗換駅に近い場所で見つけた、回転寿司でお昼。
でも日曜日ということで混雑気味。なかなかネタがこない。
結果、寿司よりビールの方が進んでしまった感じ(笑)
駅に戻る途中にあったスーパーでお酒とかつまみとか
もろもろ買い出し、準備完了ですよ。
陸羽東線というローカル線にチェンジ。
ますますローカル線感が出ている。
ジモティーと旅行客と思われる乗客が半分半分くらいかな。
旅行客はみんな鳴子温泉へ向かうのか、車内はみんなワクワクした雰囲気が伝わってきた。





鳴子御殿湯というシャレた名前の駅で降りる。
ここが今晩泊まる東鳴子温泉の最寄り駅。
温泉地ということで、結構降りるのかなって思ったけど、
降りたのは自分を含めて3人だけだった。
しかも無人駅のようだ。
鳴子温泉と言えば宮城県内でも
秋保温泉や作並温泉などと肩を並べる屈指の温泉街。
ビックな温泉旅館は鳴子温泉に集中している。
それに対して東鳴子温泉は湯治宿や個人経営の旅館中心の
いわゆる、”ひなびた温泉”街だ。
駅前商店がポツポツある感じ。
観光客はあまりいない。
最近は訪日外国人目当てに大々的に宣伝する温泉も多いけど、
ここは「インバウンド何それ」って感じ。
でも、それがまた湯治場的でとても素敵。
うん、これがいい。この飾らないシブさがたまらない。


「わざわざ鳴子の鯉屋まで来て、鳴子の名物鯉料理を食べないなんて、、、」
という訳で、駅前にある氏家鯉店で鯉のあらいを購入。
1人前500円。事前予約必要です。
電話で予約をした時、おばあちゃんが出て、訛っていてよくわからなかった。
なんか田舎のおばあちゃんの家に電話をかけたときの事を思い出してしまった。
店に行くと電話のおばあちゃん本人が出てきた。
ここの鯉は鳴子温泉の宿にも卸しているんだとか。
鯉のあらいだけではなく、甘露煮もおすすめだそう。
次回は甘露煮を買おうかな。
よしよし、これで夜のつまみは揃った(笑)



今夜お世話になる、「高友旅館」。
どうですか、このたたずまい。
シブい。シブすぎる。。。


チェックインを済ませ、
ご主人に案内され、宿の中でも、最奥にある自炊棟へ。
建物は全体的に古びた感じ。
床はギシギシ言うし、すきま風すごい。
まさに時間が昭和のまま止まった感じ。
うん。この感じ。そして風情にグッとくる。


案内された客室も、これまたシブい。
畳は少し沈んでいる、壁には謎のシミ。
いいねぇ!
きてます。きてます!
テレビや冷蔵庫、食器、ガスコンロが常備されていて
電気釜も貸し出しがあるようで、不自由はありません。
電子レンジも共有スペースにありました。
水道をひねると、いきなり茶色いサビ水(笑)
あまり使ってなかったのでしょうか。
まあ、サビ水くらい気にしません。
そんなキャンプ場でいくらでも経験してますから(爆)




何時作られたのかわからない、
古びた冷蔵庫に、ビールを冷やす。
国内一流ビールメーカーのラインナップ。

まずは、この温泉の名物「黒湯」へ。
黒湯はこの高友旅館を代表する名湯。
かなり濃厚な温泉で、コールタールの臭いが漂う。
源泉かけ流しで結構熱いお湯。
このお湯に何日も入浴したら、病気知らずになるかもしれません。
それくらいパワーを感じる温泉ですよ。
日曜日という事もあり、日帰り入浴のお客さんが結構いました。


館内をてくてく歩くと、ひょうたん形の湯船がある「ひょうたん湯」へ。
こちらは先ほどの黒湯とは違い、まあまあやさしい感じ。
個人的にはこの温泉が一番落ち着いたかな。
そして、
火照った体を沈めるため、館内を散策。








結構大きな旅館ですが、
あまり客室は使っていない印象。
昔は多くの宿泊客や湯治客でにぎわったのかな。
建物もあちらこちらくたびれた感じもする。
でもこんな老舗を感じられる雰囲気の宿は簡単にはつくれない。
雰囲気はやっぱり、日々積み重ねられた歴史によってつくられるんだろうね。

部屋に戻り乾杯!
くぅー、、、たまらないのぉ。

鯉のあらいは臭みが全くない。
コリコリとした歯ごたえと、自家製と思われる酢味噌がベストマッチ。
おばあちゃん、おいしいよ。

こいつは酒が止まらなくなるね(笑)
お酒を飲み、ゴロゴロとテレビを見たり、
スマホで好きな音楽を流したり。
ダメな生活を堪能しまくりました。
ちなみに、自炊棟は3階建ての結構大きな建物でしたが、
私以外は誰も泊まっていないようでした。
いや、自炊棟どころか、
この旅館に泊まっている客はどうやら私だけみたい。
そう、「完ソロ」ですよ。
おかげで温泉は誰にも邪魔されずに
堪能できました。

翌朝。結露した窓から見た天気はどんよりとした天気。
そして朝風呂を満喫。
温泉三昧。

ソロキャンプというか”ソロ湯治”感を出すために
ごはんはメスティンで炊飯。
キャンプ以外でも炊飯できる万能選手。


納豆なんかも付けたりして、
なんか旅館の朝食って感じがしませんか?
食後のコーヒーもいいね。
朝食後にまた温泉で茹でられ、
身支度を整えて、チェックアウト。

鳴子御殿湯駅のホームから眺めた高友旅館。
昨日は無人だと思っていた駅ですが、
おばちゃんが窓口で切符を売っていました。
おばちゃんは「いま電車30分遅れているよ」なんて親切に教えてくれ、
仕方なく電気ストーブの前で遅れている列車を待つことにしました。
散策をかねて、隣の鳴子温泉駅まで歩こうと考えましたが、
横殴りの雨が降っていたので、やめておきました。
湯治場として栄えた東鳴子温泉も、
老朽化や後継者不足など様々な理由により
廃業した旅館も増えたみたいで、なかなか大変みたいです。
こんな味のある温泉も旅館も時代と共に消えてしまうかもしれません。
まだ一人でも楽しめるソロ湯治を
受け入れている旅館もまだまだあるようなので、
また是非訪れてみたいな、って思いました。
いつまでも湯治文化が残る事を願ってしまいました。

結局、帰りの列車は強風の影響で、40分遅れていました。
まあ、急ぐ旅でもなかったので気にしませんでしたが。
いかがでしたか。
今回は番外編としてテントではなく
屋根のついた歴史を感じる湯治宿からのレポートでした。
では~☆
たまには違ったスタイルで「ひとり遊び」を楽しんでみたい。
そんなわけで、色々調べてみると「湯治宿」ってのを見つけました。
普通の旅館だと、1泊2食付き、
さらには2名以上じゃないと泊めてくれないのですが、
湯治宿の中には結構「素泊まり・1人歓迎!」なんて宿が結構あるんですね。
これはおもしろい。
東北地方は農閑期に農家が湯治に来る文化が根付いていて、
あちらこちらにこのような宿があるみたい。
素泊まりだと自炊ができるので、
自分の好きな物や飲み物を持ち込んで調理したりできる。
なんか宿でキャンプしているみたい。
キャンプと言ってもいつものようにテントに寝る訳じゃないし、
暖かい暖房や、何よりも温泉に入り放題。
ということで、今回はソロキャンプではなく、
「ひとり湯治旅」を番外編としてお送りします。
今回向かったのは、東鳴子温泉の高友旅館。
1泊素泊まり自炊棟で約5000円。
温泉を楽しむなら、車よりやっぱり汽車旅かな、
って事で今回は電車を使ってみました。
車窓を眺めながら、ちびりと飲むビールがたまらない(笑)
乗換駅に近い場所で見つけた、回転寿司でお昼。
でも日曜日ということで混雑気味。なかなかネタがこない。
結果、寿司よりビールの方が進んでしまった感じ(笑)
駅に戻る途中にあったスーパーでお酒とかつまみとか
もろもろ買い出し、準備完了ですよ。
陸羽東線というローカル線にチェンジ。
ますますローカル線感が出ている。
ジモティーと旅行客と思われる乗客が半分半分くらいかな。
旅行客はみんな鳴子温泉へ向かうのか、車内はみんなワクワクした雰囲気が伝わってきた。
鳴子御殿湯というシャレた名前の駅で降りる。
ここが今晩泊まる東鳴子温泉の最寄り駅。
温泉地ということで、結構降りるのかなって思ったけど、
降りたのは自分を含めて3人だけだった。
しかも無人駅のようだ。
鳴子温泉と言えば宮城県内でも
秋保温泉や作並温泉などと肩を並べる屈指の温泉街。
ビックな温泉旅館は鳴子温泉に集中している。
それに対して東鳴子温泉は湯治宿や個人経営の旅館中心の
いわゆる、”ひなびた温泉”街だ。
駅前商店がポツポツある感じ。
観光客はあまりいない。
最近は訪日外国人目当てに大々的に宣伝する温泉も多いけど、
ここは「インバウンド何それ」って感じ。
でも、それがまた湯治場的でとても素敵。
うん、これがいい。この飾らないシブさがたまらない。
「わざわざ鳴子の鯉屋まで来て、鳴子の名物鯉料理を食べないなんて、、、」
という訳で、駅前にある氏家鯉店で鯉のあらいを購入。
1人前500円。事前予約必要です。
電話で予約をした時、おばあちゃんが出て、訛っていてよくわからなかった。
なんか田舎のおばあちゃんの家に電話をかけたときの事を思い出してしまった。
店に行くと電話のおばあちゃん本人が出てきた。
ここの鯉は鳴子温泉の宿にも卸しているんだとか。
鯉のあらいだけではなく、甘露煮もおすすめだそう。
次回は甘露煮を買おうかな。
よしよし、これで夜のつまみは揃った(笑)
今夜お世話になる、「高友旅館」。
どうですか、このたたずまい。
シブい。シブすぎる。。。
チェックインを済ませ、
ご主人に案内され、宿の中でも、最奥にある自炊棟へ。
建物は全体的に古びた感じ。
床はギシギシ言うし、すきま風すごい。
まさに時間が昭和のまま止まった感じ。
うん。この感じ。そして風情にグッとくる。
案内された客室も、これまたシブい。
畳は少し沈んでいる、壁には謎のシミ。
いいねぇ!
きてます。きてます!
テレビや冷蔵庫、食器、ガスコンロが常備されていて
電気釜も貸し出しがあるようで、不自由はありません。
電子レンジも共有スペースにありました。
水道をひねると、いきなり茶色いサビ水(笑)
あまり使ってなかったのでしょうか。
まあ、サビ水くらい気にしません。
そんなキャンプ場でいくらでも経験してますから(爆)
何時作られたのかわからない、
古びた冷蔵庫に、ビールを冷やす。
国内一流ビールメーカーのラインナップ。
まずは、この温泉の名物「黒湯」へ。
黒湯はこの高友旅館を代表する名湯。
かなり濃厚な温泉で、コールタールの臭いが漂う。
源泉かけ流しで結構熱いお湯。
このお湯に何日も入浴したら、病気知らずになるかもしれません。
それくらいパワーを感じる温泉ですよ。
日曜日という事もあり、日帰り入浴のお客さんが結構いました。
館内をてくてく歩くと、ひょうたん形の湯船がある「ひょうたん湯」へ。
こちらは先ほどの黒湯とは違い、まあまあやさしい感じ。
個人的にはこの温泉が一番落ち着いたかな。
そして、
火照った体を沈めるため、館内を散策。
結構大きな旅館ですが、
あまり客室は使っていない印象。
昔は多くの宿泊客や湯治客でにぎわったのかな。
建物もあちらこちらくたびれた感じもする。
でもこんな老舗を感じられる雰囲気の宿は簡単にはつくれない。
雰囲気はやっぱり、日々積み重ねられた歴史によってつくられるんだろうね。
部屋に戻り乾杯!
くぅー、、、たまらないのぉ。
鯉のあらいは臭みが全くない。
コリコリとした歯ごたえと、自家製と思われる酢味噌がベストマッチ。
おばあちゃん、おいしいよ。
こいつは酒が止まらなくなるね(笑)
お酒を飲み、ゴロゴロとテレビを見たり、
スマホで好きな音楽を流したり。
ダメな生活を堪能しまくりました。
ちなみに、自炊棟は3階建ての結構大きな建物でしたが、
私以外は誰も泊まっていないようでした。
いや、自炊棟どころか、
この旅館に泊まっている客はどうやら私だけみたい。
そう、「完ソロ」ですよ。
おかげで温泉は誰にも邪魔されずに
堪能できました。
翌朝。結露した窓から見た天気はどんよりとした天気。
そして朝風呂を満喫。
温泉三昧。
ソロキャンプというか”ソロ湯治”感を出すために
ごはんはメスティンで炊飯。
キャンプ以外でも炊飯できる万能選手。
納豆なんかも付けたりして、
なんか旅館の朝食って感じがしませんか?
食後のコーヒーもいいね。
朝食後にまた温泉で茹でられ、
身支度を整えて、チェックアウト。
鳴子御殿湯駅のホームから眺めた高友旅館。
昨日は無人だと思っていた駅ですが、
おばちゃんが窓口で切符を売っていました。
おばちゃんは「いま電車30分遅れているよ」なんて親切に教えてくれ、
仕方なく電気ストーブの前で遅れている列車を待つことにしました。
散策をかねて、隣の鳴子温泉駅まで歩こうと考えましたが、
横殴りの雨が降っていたので、やめておきました。
湯治場として栄えた東鳴子温泉も、
老朽化や後継者不足など様々な理由により
廃業した旅館も増えたみたいで、なかなか大変みたいです。
こんな味のある温泉も旅館も時代と共に消えてしまうかもしれません。
まだ一人でも楽しめるソロ湯治を
受け入れている旅館もまだまだあるようなので、
また是非訪れてみたいな、って思いました。
いつまでも湯治文化が残る事を願ってしまいました。
結局、帰りの列車は強風の影響で、40分遅れていました。
まあ、急ぐ旅でもなかったので気にしませんでしたが。
いかがでしたか。
今回は番外編としてテントではなく
屋根のついた歴史を感じる湯治宿からのレポートでした。
では~☆